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隼人隼人

じゃ、今日は、シリーズで話してる界面活性剤について、細かな疑問をQ&A形式で答えていこうと思ってるよ♪

いよいよ このシリーズも
5回目になってきたね。。

(ぜひ、1回目から読んでみてね)

ここから先は、界面活性剤に
ついての細かな質問
について、
簡単に答えていこうと思ってるよ♪

「界面活性剤と乳化剤の違いは?」

疑問に思う女の子

まずは、この疑問からだね。。

乳化剤について、ウィキペディアで
調べてみると、、

乳化や起泡・消泡などの目的で使用される薬剤の総称。界面活性剤と概ね同義であるが、食品用として使用されるものでは界面活性剤と表記されることは稀である。

とのコトだね。。

「乳化」ってのは、前にも
出てきた通り、簡単に話すと、

■水と油を混ぜ合わせる作用

ってコトだよ。。

「起泡」とかってのは、

う~ん、分かりやすいトコロで
言えば、ホイップクリームは、
細かく泡立てると、
おいしそうなクリームになるね♪

あと、ケーキやパンとかも、
空気が入ってるからふっくらと
焼き上がる。。

そんな時に手助けするような
役割りをしてる
って感じかな。。

。。ま、界面活性剤と、
ほぼ同じモノだけど、
とくに「食品」では、
界面活性剤とは呼ばず、
「乳化剤」って呼ぶ
って
感じだね。。

。。あ、でも、
もちろん、食品に
入ってる乳化剤は、
「添加物」として
認可を受けている

■グリセリン脂肪酸エステル

とかが入っていて、
界面活性剤が
無秩序に使われてる
なんてコトはない
んで
その点は安心してね。。

。。あと、一点、
美容関連での注意点としては、、

オーガニック系のコスメでは、
「界面活性剤」という
言葉は、ほとんど使われなくて
なぜか「乳化剤」って
呼ばれてるね。。

ウィキペディアによると
「ほぼ同義」ってコトだよ。。

「界面活性剤の逆性石鹸って何?」

逆性石鹸について話す看護師さん

逆性石鹸って、正直、
かなりマイナーな存在で、、

言葉として、使われる時も、
なんか意味が「フワッ」と
してる
んだね。。

ザックリというと、

★逆性石鹸 = カチオン界面活性剤

のコト、、って感じかな。。

石けんがアニオン界面活性剤(陰イオン)
の一種
だってのは、シリーズ「2」の中でも
話した通りなんだけど、、

逆性石鹸は、この逆の性質を
持っている「カチオン界面活性剤(陽イオン)」

ってコトだね。。

カチオン界面活性剤は、
ちょっと変わった性質
もっていて、、

  • 洗浄力は あっても弱め
  • 柔軟効果がある
  • 殺菌作用がある
  • 刺激は強めのモノが多い

って感じなんだ。。

。。で、おもには

「柔軟剤」「リンス」

ってトコに使われてるんだ。。

これは、おもに

「衣料用洗剤」「シャンプー」

(どちらもアニオン界面活性剤が
 使われるコトが多い)

で、マイナスに帯電した
モノを中和
して、

さらに、柔軟効果や殺菌作用を
プラスするってコトで、
けっこうバランスが取れてるんだね。。

なので、石けんを使った
後に使用する

「逆性石鹸」

ってのもあるんだけど、、

これは、あまり
普及はしなかったんだ。。(^_^;)

殺菌作用と刺激が強め
なので、

「いや、それって
 石けんで洗うだけで
 十分でしょ!」

ってコトでね。。

(でも、市販などは
 されているよ)

なので、今は、
「逆性石鹸」っていうと、
市販されている
その商品のことや、、

あとは、「柔軟剤」「リンス」
などの、カチオン界面活性剤の
総称的な呼び方
として
使われてるって感じだね。。

「界面活性剤」と「合成界面活性剤」の違いは?

違いが分からなくて迷う

。。で、次の疑問♪

「界面活性剤」と
「合成界面活性剤」に違いは
あるの?

って話しなんだけど。。

これは、シリーズ「2」で
すでに話してるコトに
なってるかも、なんだけど、、

ここでも、スッキリと
話しておくね。。

あくまでも、一般に「そうだ」
って言われてるコトをね。。

まず、普通の話しとして、

★界面活性剤の中でも、
 合成されて作られたモノは、
 「合成界面活性剤」と呼ぶ

って形だね。。

そして、合成されずに
作られた界面活性剤は
とっても少ないので、、

化粧品などに入ってる
界面活性剤は、だいたい
合成界面活性剤
だよ。。

(なぜ合成なのかは、
 シリーズ2で話したね♪)

。。で、ココ、一番の
ポイントなんだけど、、

■なぜか「石けん」だけは
 合成界面活性剤と分けて
 考えられるコトが多い

ってコトなんだ。。

これは、おそらく、
消費者庁が定める
「合成洗剤」の定義から
来てるんだと思うよ。。

定義を引用すると、、

定義

  • 界面活性剤又は界面活性剤及び洗浄補助剤その他の添加剤から成り、その主たる洗浄作用が純石けん分以外の界面活性剤の界面活性作用によるもの(洗濯用は純石けん分以外の界面活性剤が界面活性剤の総含有重量の30%を超えるものに限り、台所用は40%を超えるものに限る)。
  • 研磨剤を含むもの及び化粧品を除く。

※ここでいう「純石けん分」は、界面活性剤の一種であるが、脂肪酸塩であって、その含有率がJIS K3304(石けん試験方法)により求められるもの。

ってコトなんだ。。

これによると、石けんメインの
洗剤は、「合成洗剤」じゃない

ってコトになるね。。

つまり、合成洗剤の
材料からは除外されてるので、
その原料である「石けん素地」は、
「合成界面活性剤」からも
分けて考えるコトもできる。。

こういう流れの解釈だと
思うよ。。

ちなみに、人の手によって
作られていない界面活性剤も
存在していて、、

「レシチン」「サポニン」

とかが それにあたるね。。

これらも、
「合成界面活性剤」からは
除外
されると思うよ。。

。。まとめると、
「石けん」が合成界面活性剤
じゃないか どうかってコトは、
それを書いている人の考え方に
よる
と思うので、、

どっち側でも受け取れるように
して読むコトが大事ってコトかな。。

(。。ちなみに、
 「ウィキペディア」や「広辞苑」には
 「合成界面活性剤」という言葉自体
 登録されてなかった
よ(^_^;))




ってな感じで、今回も
わりとツラツラと
いろんな疑問について
答えてきたよ。。

次回も、引き続き、
細かな疑問について
調べていこうと思うよ♪

。。あ、あと、
まだ読んでない人は、
ぜひシリーズ「1」から
読んだ方が理解が深まると
思うので、読んでみてね♪